2025/05/04

Taiwan Today

外交

外交部の呉志中政務次長、オランダ「国王の日」レセプションに出席

2025/05/01
外交部の呉志中政務次長(=副大臣、写真左)は4月29日夜、オランダ在台弁事処のGuido Tielman代表(オランダの駐台大使に相当、右)の招待を受けて同弁事処が主催する2025年「国王の日」(キングスデー)のレセプションに出席した。(外交部)
外交部の呉志中政務次長(=副大臣)は4月29日夜、オランダ在台弁事処のGuido Tielman代表(オランダの駐台大使に相当)の招待を受けて同弁事処が主催する2025年「国王の日」(キングスデー)のレセプションに出席した。
 
呉政務次長は、近年台湾とオランダの関係は各方面で緊密になっていると指摘。その一例として、オランダ下院で4月、台湾に友好的な4項目の動議が一度に可決されたことを挙げた。その内容は、オランダ政府に対して、「中国による緊張を高める行為に反対する」、「台湾との貿易関係を強化する」、「オランダ高官を訪台させる」、「台湾による世界保健機関(WHO)への有意義な参加を支持する」ことを呼びかけるもの。呉次長は、オランダの与野党が一丸となって台湾への力強い支持を示してくれたことに感謝するとともに、オランダ政府が昨年、台湾海峡に軍艦を派遣して通過させたことも評価。「台湾とオランダは自由、民主主義、人権の価値を共有する、近い理念を持つパートナーだ。双方の文化交流は400年以上も続いている。台湾とオランダの関係はこれからも成長を続けるだろう」と述べた。
 
なお、オランダ在台弁事処のGuido Tielman代表は今年の夏に離任することが決まっている。呉次長は、Guido Tielman代表が2020年の着任以来、台湾とオランダの関係促進に積極的に取り組んできたことに感謝した。
 
これに対してGuido Tielman代表は、離任するのは名残惜しいとしながら、台湾とオランダは自由と民主主義の価値を共有し、80年前の第二次世界大戦終結後は、平和を守ることが双方にとってゆるぎない共通の目標となってきたと振り返った。また、台湾とオランダは近年、双方の努力もあり交流を深めており、貿易総額が過去最多を更新しただけでなく、昨年にはオランダ下院が初めて正式な議員訪問団を台湾に派遣したことや、昨年の台湾とオランダの文化交流400周年(※2024年はオランダ東インド会社による台湾上陸から400周年の節目の年だった)など、いずれも二国間関係にとって重要なマイルストーンになるものだったと述べ、これからもこうした良好な基礎の上で双方が交流と協力を深めていけるよう期待を寄せた。
 
このレセプションにはほかに立法院の張裕栄副院長、数位発展部の黄彦男部長、それに各界の代表約300名が出席した。
 

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