外交部は2011年以降、ディスカバリーチャンネルと毎年協力し、台湾のソフトパワーや技術力を紹介するドキュメンタリー番組を制作してきた。これまでに放送したのは7作品で、どれも国内外の視聴者や専門家から広い支持を得ている。そのうち2023年に公開した作品『星廚探味:台湾』(Food Masters:Taste of Taiwan)は台湾の伝統的な宴会料理から庶民の生活に根付いた夜市の屋台料理まで、バラエティ豊富で個性的な台湾グルメを紹介したもので、今年3月に米国で発表された第16回「The Taste Awards」で「非英語番組、シリーズ、映画(Best Non-English Language Program, Series or Film)」部門と「アジア最優秀番組」部門の二冠を果たした。
「AI科技島」つまり「AIテクノロジー・アイランド」と題する今回の番組は、AIを搭載したスーパーコンピューター、スマートフォン、データセンターといった先端技術の背後に、台湾製の半導体チップが欠かせない存在であることを強調している。この番組では、台湾が世界の半導体およびAI産業の中心地としていかに大きな役目を担っているかを描くとともに、この変革を牽引するキーパーソンについても紹介している。