2025/05/14

Taiwan Today

外交

外交部と教育部、「台湾奨学金」及び「台湾華語文奨学金」修了生歓送会を共催

2025/05/12
外交部と教育部は9日午後、台北市内で2024学年度「台湾奨学金計画」(台湾スカラシップ・プログラム)及び「台湾華語文奨学金計画」の修了生のための歓送会(フェアウェルパーティー)を共催した。写真は外交部の呉志中政務次長(=副大臣、右から5人目)、セントビンセント及びグレナディーン諸島のアンドレ・クレア・ボウマン大使(左から5人目)、ベリーズのキャンディス・ピッツ大使(右から4人目)、グアテマラのLuis Raúl Estévez López大使(左から4人目)と、表彰を受けた「外交部台湾奨学金計画」の修了生6名。(外交部)
外交部と教育部は9日午後、台北市内で2024学年度「台湾奨学金計画」(台湾スカラシップ・プログラム)及び「台湾華語文奨学金計画」の修了生のための歓送会(フェアウェルパーティー)を共催した。
 
外交部と教育部は2004年に「台湾奨学金」と「台湾華語文奨学金」を設置。「台湾奨学金」は正規留学生のための奨学金で、原則として中華民国(台湾)と国交を結ぶ国の学生を対象とした「外交部台湾奨学金計画」と、それ以外の国の学生を対象とした「教育部台湾奨学金計画」がある。「教育部台湾華語文奨学金計画」は、台湾華語の習得を目的とする学生を対象としたもの。
 
2024学年度は、これらのプログラムを利用して台湾の61か所の高等教育機関に在籍していた82か国、912名が台湾での留学を終えた。歓送会にはそのうち55か国の修了生と、外国使節・代表16名を加えた合計300名以上が出席した。
 
歓送会では毎年、学業等の分野で優れた成績を残した修了生を表彰しており、今年は「教育部台湾奨学金計画」から13名、「教育部台湾華語文奨学金計画」から1名、「外交部台湾奨学金計画」から6名の合計20名が表彰された。また、そのうちマレーシア人留学生の李雪菱(LEE SHER LING)さんとグアテマラ人留学生のJUAN JOSÉ SOLÓRZANO MONROYさんが今年の修了生を代表して謝辞を述べ、台湾での経験を振り返った。
 
なお、「外交部台湾奨学金計画」は今年、従来200名だった定員を倍増し、400名に引き上げた。来年はさらに増やして500名に引き上げる。これについて外交部の呉志中政務次長(=副大臣)は、外交部が掲げる「総合外交」は、その一環として「栄邦計画」(外交関係を持つ国との関係を強化し、相手国の発展を促す計画)を提唱しており、その具体的措置として、国交を持つ国々からより多くの若者を台湾に招き、留学させる方針であると説明した。また、頼清徳総統は今年1月下旬、台湾の若者が海外で夢をかなえることを支援するため、「青年百億海外圓夢基金計画」の始動を宣言したが、これには中華民国(台湾)と国交を持つ国の若者が夢をかなえるために来台することを支援する「邦交国青年来台圓夢計画」も含まれているとして、これにより国交樹立国との関係強化に努める考えであることを説明した。なお、「邦交国青年来台圓夢計画」は「計画型」と「提案型」の2部構成となっており、前者は「サステナブルな観光」と「スマート農業」をテーマとし、今年7月にその第一弾を実施する。「提案型」の実施は9月以降になる見通し。
 

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