2025/05/29

Taiwan Today

外交

蕭美琴副総統、英労働党の親台湾派議員グループとの会談で台英貿易強化に期待

2025/05/27
蕭美琴副総統は26日、イギリス労働党の親台湾派議員グループのナベンドゥ・ミシュラ下院議員を筆頭とする下院議員一行の表敬訪問を受けた。(外交部)
イギリス労働党の親台湾派議員グループの代表を務めるナベンドゥ・ミシュラ下院議員が今月25日から30日まで、労働党の下院議員一行5名で台湾を訪れている。蕭美琴副総統は26日、総統府で一行による表敬訪問を受けた。
 
蕭美琴副総統は、一行が長年にわたり台湾に関心を寄せ、台湾に友好的であることや、台湾と英国の経済・貿易協力の深化を呼びかけたり、台湾が国際組織に有意義な参加を果たすことを支持していることに感謝した。そして、双方がこれからも貿易分野でのパートナーシップを強化し、とりわけ人工知能(AI)分野でさらに協力を促していけるよう期待を寄せた。
 
蕭美琴副総統は、台湾と英国は地理的に異なるエリアに位置しているが、近年二国間のパートナーシップは著しい成長がみられると指摘。台湾と英国による「貿易強化パートナーシップ(Enhanced Trade Partnership、ETP)協定」の締結は、両国の経済・貿易関係における重要なマイルストーンになったと述べた。蕭副総統はまた、今後はデジタル貿易、双方向の投資、二酸化炭素排出削減、エネルギー転換等の重要分野で、英国の経済・貿易部門との協力を推進していきたいと期待を寄せた。
 
蕭美琴副総統はさらに、台湾は科学技術のサプライチェーンにおいて引き続き重要な役割を果たしていきたいと望んでおり、とりわけ人工知能(AI)のインフラ建設や科学技術の開発において大きな潜在力を持っており、これは台湾と米国との関係だけでなく、英国とも密接に関連していると指摘。現在英国は世界第3位のAI市場であり、台湾と英国はこの分野で大きな協力の可能性を有していると述べた。
 
一行はいずれも英国の下院議員で、ほかにタヒル・アリ議員、ポーラ・バーカー議員、ギル・ファーニス議員、コナー・ナイスミス議員。外交部の呉志中政務次長(=副大臣)、英国在台弁事処のルース・ブラッドリー・ジョーンズ代表(台湾における英国大使に相当)が同行し、総統府側は国家安全会議の林飛帆副秘書長が同席した。
 
 

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