頼総統は、これらの議員が積極的に台湾のために声を上げ、台湾に友好的な法案を提出するなどして台米関係の強化に努め、台湾の国際空間を広げ、そして台湾海峡の平和と安定に関心を寄せ続けていることに感謝した。また、台湾としてはこれからも米国との双方向の投資、産業連携などを強化し、経済・貿易分野の交流を取り巻く環境の整備に努め、米国とともに経済のレジリエンスを強化していきたい考えを伝えた。
これに対してベラ議員は、欧州や中東での紛争が相次ぐ中、民主主義陣営にはアジアの平和を守る責任があると指摘。今回の訪問団は下院の軍事委員会と外交委員会の議員が参加しており、その意義は大きいと強調した。
ベラ議員はまた、今回の代表団は全員が民主党所属の議員だが、米連邦議会の台湾の人々への支持は与野党に及ぶとして、今回の訪台については下院「台湾コーカス」の共和党代表を務めるマリオ・ディアス・バラルト(Mario Diaz-Balart)議員とびアンディ・バー(Andy Barr)議員も支持していることを明らかにした。
自身も医師出身であるベラ議員は、頼総統との間に特別なつながりを感じるとした上で、「医師の使命は治癒をもたらし、平和を守り、維持し、そしてすべての人に明るく繁栄した未来を確保することだ。この訪問団も、このような精神をもって頼総統との面会に臨んでいる」と述べた。