フィリピン政府は19日、2025年7月1日より中華民国(台湾)旅券(パスポート)所持者に対して最大14日間のビザ免除(ノービザ)措置を適用すると発表した。外交部はこれを「心より歓迎する」としている。
外交部およびその在外公館は、台湾の人々の海外渡航の便宜を図り、中華民国(台湾)と友好国の交流を促進することに力を入れている。外交部の林佳龍部長(外相)は今月13日に開催された「フィリピン独立宣言127周年記念レセプション」で、台湾への渡航を希望するフィリピン旅券所持者に対するビザ免除措置を1年間延長することを決定したと発表したばかりだった。今回の措置は、フィリピン側が互恵の原則に基づいて行ったもので、今後経済、貿易、投資、観光など各分野で台湾とフィリピンの交流及び協力が深まることが期待される。
外交部はこの成果について、「長年にわたる両国政府の積極的な協議と交渉の結果である。各省庁及び国民全体の努力によって実現したものであり、外交部が掲げる『総合外交』の具体的成果でもある。林佳龍部長も、フィリピン政府が台湾との関係強化に向けて実務的に取り組んでいることを高く評価している」とコメントしている。