2025/07/05

Taiwan Today

外交

ポーランドの親台湾派議員らが訪台、林佳龍外交部長がポーランド産ブルーベリーの輸入解禁を発表

2025/07/02
外交部の林佳龍部長(外相。右から3人目)は1日、ポーランド国会における親台湾派議員グループに属する下院議員のメンバーを午餐会に招待した。林佳龍部長は、台湾がまもなくポーランド産ブルーベリーの輸入を解禁することを明らかにした。(外交部)
外交部の林佳龍部長。(写真:外交部)
外交部の林佳龍部長(外相)は1日、ポーランド国会における親台湾派議員グループに属する下院議員のメンバー、Łukasz Horbatowski議員、Marek Chmielewski議員、Iwona Krawczyk議員の一行を午餐会に招待し、台湾とポーランドの二国間関係、経済・貿易協力、文化交流などについて意見交換を行った。林佳龍部長はこれを機に、台湾がまもなくポーランド産ブルーベリーの輸入を解禁することを明らかにした。
 
林部長は、一行が長年にわたり台湾を支持してくれていることに感謝したほか、台湾とポーランドは近年、経済・貿易、高等教育、司法、科学技術といった分野で関係を深めているとして、今後もこうした関係を基盤として、双方向の交流をさらに強化していきたいと語った。林部長はまた、台湾の政府がポーランド産ブルーベリーの輸入を正式に許可したことを明らかにし、現在は最終的な行政手続きを待っている段階であり、この手続きが完了すれば、台湾の人々も近い将来、ポーランド産の質の良いブルーベリーを楽しめるようになるだろうと述べた。また、これはポーランドの生産者と台湾の消費者の双方にとってメリットがあることだと強調した。
 
林部長は続けて、台湾のICT(情報通信技術)産業は世界をリードしており、一方でポーランドは優れた人材と生産能力を持つことから、AI(人工知能)、ドローン、ハイエンドチップといった分野での協力には大きな可能性があると強調。今後台湾とポーランドが連携を継続し、強靭且つ民主的な「非レッド・サプライチェーン」(中国企業に依存しない供給網)の構築を目指せるよう期待していると述べた。
 
これに対してŁukasz Horbatowski議員は、今回が初めての訪台であり、台湾の政治・経済の高度な発展に強い感銘を受けたと語った。さらに、ポーランドは農産品の輸出大国であるとして、台湾によるブルーベリー輸入解禁を歓迎するとともに、今後も農業やハイテク分野での協力を通じて両国の国民の福祉増進を目指したいと述べた。
 

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