外交部の林佳龍部長。(写真:外交部)
林部長は、一行が長年にわたり台湾を支持してくれていることに感謝したほか、台湾とポーランドは近年、経済・貿易、高等教育、司法、科学技術といった分野で関係を深めているとして、今後もこうした関係を基盤として、双方向の交流をさらに強化していきたいと語った。林部長はまた、台湾の政府がポーランド産ブルーベリーの輸入を正式に許可したことを明らかにし、現在は最終的な行政手続きを待っている段階であり、この手続きが完了すれば、台湾の人々も近い将来、ポーランド産の質の良いブルーベリーを楽しめるようになるだろうと述べた。また、これはポーランドの生産者と台湾の消費者の双方にとってメリットがあることだと強調した。
林部長は続けて、台湾のICT(情報通信技術)産業は世界をリードしており、一方でポーランドは優れた人材と生産能力を持つことから、AI(人工知能)、ドローン、ハイエンドチップといった分野での協力には大きな可能性があると強調。今後台湾とポーランドが連携を継続し、強靭且つ民主的な「非レッド・サプライチェーン」(中国企業に依存しない供給網)の構築を目指せるよう期待していると述べた。
これに対してŁukasz Horbatowski議員は、今回が初めての訪台であり、台湾の政治・経済の高度な発展に強い感銘を受けたと語った。さらに、ポーランドは農産品の輸出大国であるとして、台湾によるブルーベリー輸入解禁を歓迎するとともに、今後も農業やハイテク分野での協力を通じて両国の国民の福祉増進を目指したいと述べた。