バルト三国の一つ、リトアニアの国会から親台湾派議員の一行8名が6日から11日まで、中華民国(台湾)政府の招きに応じて台湾を訪問している。メンバーはリトアニア国会で親台湾派議員グループの代表を務めるRuslanas Baranovas議員のほか、国家安全保障・国防委員会のGiedrimas Jeglinskas委員長、外交委員会のマタス・マルデイキス(Matas Maldeikis)副委員長など。
一行は台湾滞在期間中、蕭美琴副総統を表敬訪問するほか、外交部の林佳龍部長(外相)、国防部の顧立雄部長(国防相)、環境部の彭啓明部長(環境相)、大陸委員会の邱垂正主任委員、立法院(国会)の江啓臣副院長などと会談する。また、国家安全会議の呉釗燮秘書長や外交部の呉志中政務次長(=副大臣)がそれぞれ食事会を主催し、一行と台湾・リトアニアの二国間関係、地域の安全保障や国際情勢、経済・貿易協力などについて意見を交わすことになっている。
外交部は一行の訪問を歓迎するとともに、「台湾とリトアニアはいずれも権威主義の拡張と最前線で向き合い、民主主義、自由、法の支配、人権といった価値観を共有している。双方はこれから経済・貿易、科学技術などの分野で積極的に協力と交流を継続していくだろう」として、今回の訪問が双方のさらなる友好促進につながるよう期待している。