日本の石破茂首相は12日夜、X（旧Twitter）を通して、台風4号（ダナス）による被害を向けた台湾に対するお見舞いのメッセージを発出し、「台湾の皆さんが一刻も早く普段の生活を取り戻されるよう、心からお祈り申し上げます」と伝えた。これを受けて外交部および台北駐日経済文化代表処（東京都港区）は、それぞれ直ちに日本政府に対して謝意を伝えた。今回の台風被害については、日本台湾交流協会台北事務所の片山和之代表（日本大使に相当）、故安倍晋三前首相の夫人である安倍昭恵氏、それに与野党の国会議員などがいち早くお見舞いのメッセージを伝え、台日間に相手を思いやる気持ちと偽りのない友情があることを十分に示している。
台湾と日本はいずれも、台風や地震といった自然災害が頻発する地域に位置している。双方は重大な災害が発生するたびに相手に心を寄せ、互いに支援の手を差し伸べることで困難を乗り越えてきた。台湾と日本の友好と協力の関係は、国際社会における重要な財産であり、且つ模範となっている。外交部は「今回の台風については、官民一体となって迅速かつ全力で支援活動に取り組んでおり、今後も日本側と緊密に連携していきたい」としている。
外交部の林佳龍部長（外相）は、日本政府および日本の国民からの温かいお見舞いのメッセージと台湾への支持について「心から感謝する」と述べるとともに、今後、防災減災などあらゆる分野で日本と実質的な協力と交流を一層深化させ、互いに社会的強靭性を強化し、より友好で緊密かつ強靱な台日関係を築いていきたいとしている。