2025/07/22

Taiwan Today

外交

外交部の呉志中政務次長、欧州フランス語圏の地方自治体要人代表団を歓迎

2025/07/18
外交部の呉志中政務次長(=副大臣)は16日、仏ベジエ市(Béziers)のロベール・メナール市長やスイス連邦ジュネーブ州のマルク・ファルケ州議会議員など欧州フランス語圏の地方自治体の要人からなる訪問団を午餐会に招いた。(外交部)
外交部の呉志中政務次長(=副大臣)は16日、欧州フランス語圏の地方自治体の要人からなる訪問団を午餐会に招いた。参加したのは仏ベジエ市(Béziers)のロベール・メナール市長やスイス連邦ジュネーブ州のマルク・ファルケ州議会議員ら5名。一行は15日から20日まで台湾に滞在している。
 
呉政務次長は、フランスやスイスのフランス語圏の友人を迎えられたことを嬉しく思うと述べた上で、台湾は現在、世界の半導体サプライチェーン(供給網)において必要不可欠且つ重要な存在となっており、また世界における民主主義の守護者として、世界の平和と繁栄に積極的に貢献していることを強調した。呉政務次長はまた、近年台湾と欧州の実質的関係が強化されていることにも触れ、訪問団に対して帰国後も台湾との協力をさらに強化できるよう働きかけて欲しいと期待を寄せた。メナール市長やファルケ州議会議員はいずれも、台湾の民主主義と自由の発展を高く評価し、台湾との関係は友好で、同じ価値観を共有しているとして、帰国後も引き続き台湾を支援することを約束した。
 
訪問団は台湾滞在中、交通部観光署(日本の観光庁に相当)、教育部体育署(日本のスポーツ庁に相当)、台湾民主基金会、国境なき記者団(RSF)アジア太平洋事務所などを訪問し、観光、スポーツ、地方自交流などの分野での協力促進を図る。また、南下して台南市を訪問し、黄偉哲市長による歓待を受ける。台南市とベジエ市は2023年に姉妹都市協定をオンライン締結している。ベジエ市は台南市と野球交流を展開することを希望しており、今回はベジエ市の野球・ソフトボールクラブの代表者が台湾国際棒級交流発展協会(TIBIDA)と野球交流に関する協定書に署名し、両市の野球交流を推進していくことにしている。
 
なお、呉政務次長はフランスで学士から博士までの学位を取得し、欧州の外交政策にも詳しく、フランス語も堪能。2018年から2024年夏まで駐仏代表(駐仏大使に相当)を務めていた。
 

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