頼総統はまた、今月グアテマラで発生した地震に関して、台湾を代表してお見舞いの意を表し、被災地の復旧・復興が順調に進むよう祈念した。また、中華民国(台湾)とグアテマラの外交関係が90年以上にわたり、医療・農業・教育・女性のエンパワーメントなど幅広い分野で協力を深め、両国民に恩恵をもたらしてきたことを強調した。
頼総統はさらに、ラモス議長が台湾の国際参与を支持し、グアテマラ議会を代表して台湾に友好的な決議文に署名したことや、国連総会第2758号決議に関する中国の曲解を非難する声明を採択したことに感謝し、「グアテマラ国会からのこうした支援は非常に心強い」と述べた。そして、「台湾とグアテマラは世界の民主主義陣営における重要なパートナーだ。今後も共に歩み、民主主義と自由の価値を守り、地域ないしは世界の繁栄と発展を推進していきたい」と述べた。
ラモス議長も、グアテマラ国会が台湾の国際機関への加盟を支持する2つの決議文を可決したことを伝え、その文書を賴総統に手渡した。また、両国の関係は長年にわたる友情と協力の模範であり、複雑化する国際情勢の中で、この90年で築き上げてきた連帯と相互支援の関係をこれからも大切にしていきたいと強調した。