蕭副総統は、かつて自身が立法委員(国会議員)だった頃、日本の若手議員との交流に積極的に取り組んでいたことを振り返り、「日本の新世代の国会議員たちが、党派を超えて台湾との関係構築に意欲を示していることを大変嬉しく思う」と語った。
蕭副総統はまた、台湾と日本の間には歴史的にも文化的にも特別なつながりがあると指摘。現在は民主主義や自由といった制度を共有し、同じように地政学的な安全保障上の課題、少子高齢化問題、科学技術の発展、経済繁栄の追求といった課題に直面しているとして、双方がこれらの分野で連携を深めていくことが重要だとの見方を示した。
同政党青年局の一行は29日から31日まで台湾を訪問している。一行は台湾滞在期間中、蕭美琴副総統のほか、立法院の韓国瑜院長(国会議長)、国家安全会議の呉釗燮秘書長、外交部の林佳龍部長、数位発展部の黄彦男部長、台湾日本関係協会の蘇嘉全会長らと会談するほか、新竹科学園区(サイエンスパーク)を視察するなどして台湾の政治・経済及び産業発展の現状について理解を深めることになっている。
国民民主党は最近行われた日本の参議院選挙で合計17議席を獲得し、参議院で第3の規模を誇る政党となった。中華民国(台湾)外交部は、国民民主党青年局の今回の訪台は、日本の国会が党派を問わず台湾を支持し、重視していることの表れであり、台湾と日本の若手議員の交流と協力促進につながるとして歓迎している。