2025/08/22

Taiwan Today

外交

今年の「国際青年大使」40名はマーシャル諸島へ、途中で米ハワイとグアムにも立ち寄り

2025/08/19
外交部が厳選した「国際青年大使」40名が今月20日から31日まで、太平洋に位置する中華民国(台湾)の国交樹立国、マーシャル諸島を訪問する。途中で米ハワイとグアムに立ち寄る。外交部の林佳龍部長(外相)は18日午後、外交部内で壮行会を開催した。(外交部の林佳龍部長フェイスブックより)
外交部が厳選した「国際青年大使」40名が今月20日から31日まで、太平洋に位置する中華民国(台湾)の国交樹立国、マーシャル諸島を訪問する。途中で米ハワイとグアムに立ち寄る。外交部の林佳龍部長(外相)は18日午後、外交部内で壮行会を開催し、より多くの若者が民間外交に取り組み、台湾の宣伝大使として活躍して欲しいと期待を寄せた。

林部長は、今年の「国際青年大使」のテーマは「青年築夢、島嶼同行」(若者が夢をかなえ、島々とともに歩む)であり、これは台湾と太平洋の島しょ国が海洋及びオーストロネシア語族文化を共有していることを象徴するものだと説明。また、頼清徳総統が昨年太平洋の国交樹立国を訪問したときのテーマ「繁栄南島、智慧永続」(オーストロネシア地域の繁栄、スマートでサステナブルの発展を)に呼応するものであると述べた。

林部長はさらに、今年の応募者数は昨年の5割増しとなる600人を超え、コロナ禍以降、最も応募件数が多く合格率わずか6.6%と、競争が非常に激しかったことを明かした。林部長はその上で、来年度はこの計画の予算を倍増させ、採用枠を拡大し、より多くの若者が外交の最前線と触れる機会を得られるようにすることを約束した。

林部長はまた、現在歴代の「国際青年大使」数十名が中心となり、「台湾国際青年大使協会」の設立を積極的に進めていることを明かし、「国際青年大使」経験者のネットワークを作るとともに、台湾の若者の情熱を外交に取り入れ、「人人都是外交官」(誰もが外交官)の精神を発揮していければと期待を寄せた。

壮行会に出席したマーシャル諸島のアンジャネット・カッティル大使は、台湾の「国際青年大使」たちが開かれた心でマーシャル諸島を訪問し、現地の若者と友情を築き、台湾とマーシャル諸島の交流をさらに深めてくれるよう期待を寄せるとともに、「マーシャル諸島は皆さんの訪問を熱烈に歓迎する」と述べた。

壮行会では、今年の「国際青年大使」らが訪問先で上演予定の「原・味・台湾」や「活力台湾:島嶼の光」といったパフォーマンスも披露された。パフォーマンスでは、台湾先住民族の舞踊による喜びの表現や、台湾が持つハイテク産業のイメージを通して、多様な文化を持ち活力に満ちた台湾の姿が示された。最後は林部長も若者たちと一緒になって写真を撮影するなどして、会場は終始賑やかで和やかな雰囲気に包まれた。

外交部が実施する「国際青年大使交流計画」は、若者が外交の実務に触れる重要な取り組みであり、2009年の開始以来、これまで1,800名以上の参加者を輩出している。

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