漁業署はまた、国連が提唱する6月8日の世界海洋デーに合わせ、「海洋新視界-2012世界海洋デー特別展」を開催している。台湾の海洋保護区や、漁業資源の管理の現状を紹介する内容を展示する。
四方を海に囲まれた台湾は、海洋の生態と資源が豊富で、世界でも珍しい海洋生物の多様な生態をみることができる。現在、台湾の「海洋保護区」は、漁業法や国家公園法、野生動物保育法、文化資産保存法、観光発展条例などの関連法によって、海域ごとの特色に応じ、制限や保護の程度が異なったそれぞれの管理を行っている。
この恵まれた海洋の地理的条件と、多様な生態環境もまた、台湾の多元的な漁業を支えている。漁業が今後も持続的に発展できるかどうかは、海洋生態環境および生物の多様性や漁業資源の適切な保護と管理にかかっている。次の世代の子どもたちが海洋の恩恵を今後も享受し、また、漁業資源を持続的に利用できるようにするためにも、海を愛し、守ることが必要である。国民一人ひとりの努力を呼び掛け、ともにこの美しい海を愛し、守っていこう。