2025/04/30

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「スマート都市展」の規模2割増し、世界各地の首長が集う

2017/02/16
「2017年スマートシティ展」が21日から24日まで、台北市内で開催される。出展ブースは昨年から2割増しの900個、世界の各自治体から首長が集う。写真は15日に行われた開催前の記者会見の様子。(中央社)
「2017年智慧城市(スマートシティ)展(Smart City Summit & Expo 2017)」が21日から24日まで、台湾北部・台北市にある台北世界貿易センター南港展示ホールで開催される。今年の同イベントは、「IoT(モノのインターネット)によるスマートシティ建設」がテーマ。企業約200社が出展する他、台湾の自治体9カ所と海外の都市6カ所が「スマートシティの応用ビジョンテーマ館」を設ける。出展ブースは900個に達し、昨年から20%成長。
 
主催者である台湾スマートシティ産業連盟(TSSA)の蘇亮会長によれば、今年は「プロフェッショナル・フォーラム」として40回以上のテーマ別フォーラムを計画。テーマは、スマートな医療、交通、建築、省エネ、小売り、並びにスマートな暮らしなどの分野に及ぶ。
 
今年は世界各地の都市の首長や代表、54人が来台することになっており、この数は昨年の二倍。イギリスのピーターボロ(Peterborough)とグリニッジ(Greenwich)は今回、それぞれ台湾北部の台北市、桃園市と協力覚書を交わす。また、タイのICT産業同業組合は台湾スマートシティ産業連盟と協力覚書に調印することになっている。さらに、台北市電脳商業同業組合は国連が発起した「持続可能性をめざす自治体協議会(ICLEI)」と協力協定を結ぶ。なお、台湾南部の屏東県、高雄市、台南市、嘉義県と嘉義市は地域を跨ぐスマートシティ協力覚書を交わす。
 
今年の「スマートシティ展」開催期間中には、「世界電信業者スマートシティ大会(2017 World Telecom Smart City Conference)」が初めて行われる。世界各地の電信業者20社近くが集い、スマートシティの建設に積極的な東南アジア諸国連合(ASEAN)の国々の電信業者が基調講演を行うことで、IoTの発展経験を分かち合う。
 

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