英国エコノミスト誌の調査部門であるエコノミスト・インテリジェンス・ユニット(Economist Intelligence Unit:EIU)がこのほど発表した、2018年の民主主義指数(Democracy Index)報告によると、中華民国(台湾)は前回の世界33位から1位順位を上げて32位に。アジア・オセアニア地区では5位だった。
EIUは世界167の国と地域における民主の程度を、「選挙手続きと多元主義」、「政府の機能」、「政治への参加」、「政治文化」、「市民の自由」の5つのカテゴリーに分けて10ポイントで評価。台湾は今回、「選挙手続きと多元主義」で9.58ポイント、「政府の機能」が8.21ポイント、「政治への参加」は6.11ポイント、「政治文化」は5.63ポイント、「市民の自由(公民としての権利)」は9.12ポイントと評価された。平均では7.73ポイントで世界32位。ポイントは前回と同じながら、順位は1位上昇した。
アジア・オセアニア地区で台湾は5位。1位から4位まではそれぞれ、ニュージーランド、オーストラリア、韓国、日本だった。ニュージーランドとオーストラリアが「完全な民主主義(Full democracy)」と評価されたのに対し、韓国、日本、中華民国(台湾)はいずれも「欠陥のある民主主義(Flawed democracy)」と評定された。