2025/07/02

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9/19に李登輝元総統の追悼ミサ、五指山国軍示範公墓への納骨は10/7

2020/08/20
7月30日に亡くなった李登輝元総統の追悼告別ミサが9月19日に真理大学で行われる。頼清徳副総統が李元総統の「治喪大員会議」で決定した。正式な埋葬(納骨)は10月7日の予定。写真は16日まで一般の弔問が行われていた台北賓館での「礼拝区」。(中央社)
7月30日に亡くなった李登輝元総統の追悼告別ミサが9月19日に真理大学(台湾北部・新北市)で行われる。頼清徳副総統が19日午後2時、李元総統の第1回「治喪大員会議」(葬儀委員会議)を開いて決定した。
 
総統府の張惇涵報道官が発表したところによると、李登輝元総統の追悼告別ミサは9月19日(土)午前9時半から真理大学の大礼拝堂で行われる。追悼ミサには台湾基督長老教会が協力し、ミサはキリスト教の手順に沿って行われるほか、退任した総統の葬儀としての慣例と体制に見合ったものとなる。
 
真理大学の大礼拝堂は1997年に落成。使用が始まる際には李登輝総統(当時)がテープカットを行った。9月19日のミサは遺族の意思を尊重し、キリスト教のミサの手順で行われる。友人や教会の信者仲間、関係者が参列する。遺族の希望で、「輓聯」(哀悼のための言葉を紙に記したもの)や花輪、花かごは辞退する。
 
ミサでは蔡英文総統が「褒揚令」(国に多大な貢献をした国民を政府が称えることを示す公文書)を授け、李元総統が生涯を通じて台湾のために果たした重要な貢献と功績を称えるほか、棺に国旗を被せる儀式を執り行う。ミサの後には21発の弔砲が鳴らされ、母校である淡江高級中学(=高校、新北市)を一回りしてから故人が暮らした翠山荘にいったん戻る。
 
一方、総統府は一般の参列者向けに、真理大学でのミサと同日同時刻に淡江高級中学の礼拝堂に追悼会場を設ける。会場では真理大学でのミサの様子も同時中継される。
 
李登輝元総統の正式な埋葬(納骨)は10月7日。「奉安告別礼拝」の後で五指山国軍示範公墓(新北市)の「特勲区」(軍における最高クラスのエリア)に埋葬される。なお、李登輝元総統は8月14日に火葬されている。
 
 

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