内政部移民署(日本の出入国在留管理庁に相当)が2021年1月2日より台湾に在留する外国人に付与を開始した「外来人口統一証号(=IDナンバー)」をPRするため、台湾北部、基隆市の同署基隆市服務站(サービスステーション)は3日、移動式の出張窓口「行動服務列車」を開き、米国籍やタイ国籍の外国人の居住地に赴き新たなIDについて説明を行った。
新たなIDは、付番規則を中華民国(台湾)の国民身分証と同一のものとし、台湾に在住する外国人に帰属感の向上を図る。なお、現行の「外来人口統一証号」は2031年1月1日をもって使えなくなるが、それまでの10年間は猶予期間となることから、急いで居留証を切り替える必要はなく、記載事項の変更や在留期間の延長などで、再発行が必要になった際に順次切り替えていく。
基隆市服務站の職員らは外国人に対し、新たなIDへの切り替え方法や、従来の手続に必要な費用以外、ID切り替えに際しては費用が不要であることなどを丁寧に説明。アメリカ国籍の外国人は「台湾の移民署のサービスはとても親切。IDカードを家まで届けてくれた上に、たくさんの情報を提供してくれた」と語った。
参考)https://jp.taiwantoday.tw/pics.php?unit=7187&post=34142