中央感染症指揮センター(新型コロナウイルス対策本部)は2日、国民の健康を守り、すみやかに集団免疫を獲得するため、新型コロナウイルスワクチンの大規模接種作業を推進する考えを示した。現在、関連の準備を進めている。その三大方針は以下のとおり。
(一)
新型コロナウイルスのワクチン接種を担う医療機関を増やし、診療所(クリニック)も接種場所に加えていく。
(二)
「COVID-19疫苗接種站設置作業指引(=新型コロナウイルスワクチン接種会場設置作業に関するガイドライン)」を制定し、地域コミュニティ単位の接種会場や大型接種会場、それ以外の施設を利用した接種会場を設置する。また、各医療機関の人材や衛生福利部(日本の厚労省に類似)護理及健康照護司が募集するワクチンの「打ち手」が共同で設置に協力する。将来的には役所、軍の施設、民間企業なども接種会場を設け、一早く集団免疫を確保できるようにする。
(三)
ワクチン接種予約のプラットフォームを構築する。市民からワクチン接種の予約を受け付け、接種の利便性を高める。
中央感染症指揮センターは、今後も海外製ワクチンが順次台湾に到着し、大規模接種が可能な規模に達することから、台湾全土でワクチン接種を展開し、すべての人々の健康を守りたいとしている。