文化部（日本の文科省に類似）の委託を受けて財団法人中央通訊社（CNA、通称「中央社」）が運営する国際映像配信プラットフォーム「Taiwan+」のサービス提供が30日より始まった。世界の視聴者に向けて、台湾のニュースや映像コンテンツを英語で配信する。蔡英文総統は30日夜に行われた配信開始のセレモニーに、英語でビデオメッセージを寄せた。概要は以下の通り。
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本日は皆さんと一緒に「Taiwan+」配信開始セレモニーに参加できてうれしく思います。このプラットフォームを通して、台湾の物語を伝えることができるということは、とてもエキサイティングなことだと思っています。
何世代にもわたって台湾の人々は、この国を活力に満ちた、言論や表現の自由が保障された民主国家とするべく努力を重ねてきました。現在、新たな世代が担う任務は、こうした自由を基礎として、台湾をさらに世界へアピールすることです。
この取り組みが目指すのは、我々の民主主義と強靭性を強化するだけでなく、世界各地の人々を助け、鼓舞することにあります。このビジョンを実現するため、私たちにはプラットフォームが必要です。世界に向けて我々の多様性とその成果をアピールし、国際社会に貢献するためのプラットフォームです。
私たちの物語は、私たち自身で語るべきです。このプラットフォームを通して、私たちはこの地域や外交上における自身の経験や観点を強調するのです。どんな困難にも負けない私たちの物語は、より多くの視聴者を引き付けることでしょう。私たちはこれまでと違った方法で、私たちの物語を語るのです。
これこそ私たちがグローバル参与の拡大に取り組むと同時に、「Taiwan+」を開設した大きな理由です。「Taiwan+」は私たち自身の国際映像配信プラットフォームです。心を一つにして、台湾が世界に貢献できることをアピールしていきましょう。「Taiwan+」は、世界各国の人々に台湾を知ってもらい、私たちの主張を理解してもらうための窓口となるでしょう。
「Taiwan+」の運営チームとスタッフたちがこの新たなプロジェクトの立ち上げに成功したことをお祝い申し上げます。これからもたくさんの物語を世界の人々とシェアしてくれるよう期待しています。皆様、ありがとうございます。