新型コロナウイルスの感染拡大が収まりつつあることを受けて中央感染症指揮センター（新型コロナウイルス対策本部）は27日、コロナ禍に伴う遊興施設の営業制限を条件付きで一部緩和すると発表した。営業が出来るようになるのは10月5日からで、対象はゲームセンター、インターネットカフェ、個室ビデオ、カラオケボックスと電話ボックス型カラオケ、ボードゲームカフェ、雀荘。
経済部（日本の経産省に相当）商業司（局）は同日夜、これに伴って2つの共通規範と3つの個別規範からなる防疫ガイドラインを公表した。共通規範は①予約制、利用者が氏名・電話番号・利用時間などをショートメッセージなどで記録に残す「実聯制」、検温、利用時間を通したマスク着用、人数制限、風通しと換気の強化、（ホステスなどの）接待行為無しの実践。そして②従業員の60％以上が新型コロナウイルスワクチンの1回目の接種を終えて満14日経過していること、ならびに健康管理を徹底していること。
このほか業態別にそれぞれ3つの個別規範を設定している。
●ゲームセンターとインターネットカフェ
①1台の業務用ゲーム機を利用できるのは一度に1人。ゲーム機とゲーム機の間はパーテーションを設置するか、前後左右を空席にして距離を保つ「梅花座」方式を採用。飲食は禁止。
②店内に監視カメラを設置。必要な場合は録画データを提供。
③店内とゲーム機の定期的な清掃と消毒。ゲーム機は利用客が変わるたびに消毒。トイレの清掃と消毒の強化。
●個室ビデオ
①座席の固定。「梅花座」もしくは隣の席を空けた形での座り方を採用。座席が固定されていない場合は間に1.5メートル以上の距離を保持する。飲食は禁止。
②利用者が退店するごとに室内を清掃と消毒。次の利用者が入室するまで最低30分は空室状態を維持。
③良好な風通しを保ち、2時間ごとに換気することで室内の空気循環を加速。
●カラオケボックスと電話ボックス型カラオケ
①水以外の飲食は禁止。マイクを使用している間を含めて常にマスクを着用。
②利用者が退店するごとに室内の清掃と消毒。次の利用者が入室するまで最低30分は空室状態を維持。
③良好な風通しを保ち、2時間ごとに換気することで室内の空気循環を加速。
●ボードゲームカフェ、雀荘
①テーブルの異なる利用者の間は1.5メートル以上の距離を保つか、もしくは別々の個室、間仕切り、パーテーションで分ける。同じテーブルの利用者の間にもパーテーションを設置。
②ゲーム道具に触れる前に手を消毒して手袋を着用。使用後も手を消毒。飲食は関連の規範に従う。
③ゲーム道具とテーブルの上は使用後ただちに清掃と消毒。最低15分間経過してから次の利用者の使用に供すること。