中華民国（台湾）外交部（日本の外務省に相当）、台湾の貿易振興機関である財団法人中華民国対外貿易発展協会（TAITRA、日本での名称は台湾貿易センター）、それに台北市進出口商業同業公会（IEAT)は4日、アフリカ東部ソマリランド共和国に中華民国（台湾）の大使館に相当する台湾駐ソマリランド代表処を開設して満１年を迎えるのを機に、台湾とソマリランドをオンラインで結び、トレードフェア「Taiwan Expo2021 in ソマリランド」と「東アフリカ輸入商機マッチングプログラム」の開会式を開催した。
外交部の兪大㵢常務次長（事務次官）は祝辞で、台湾とソマリランドは同じく地域における海上貿易の要所であり、互いに相手のために地域市場開拓の拠点となることができると指摘した。また、台湾は今後、ソマリランドとの協力関係を土台とし、エチオピア、ケニア、ウガンダなど自由や民主主義などの基本的価値を共有する東アフリカ諸国との交流を広げ、透明性と責任のある、且つ持続性を持った方法で、互恵的で相互利益のある経済・貿易の協力関係を確立していきたいと期待を寄せた。
この日は、兪大㵢常務次長、ソマリランドのMohamed Hassan Saad貿易・工業相、台湾駐ソマリランド代表処の羅震華代表（大使に相当）、TAITRAの李恵玲副秘書長が2回目となるトレードフェア「Taiwan Expo in ソマリランド」の開会を宣言した。今年は医療、ICT、食品、太陽光発電、自動車部品などの分野で、台湾企業73社が製造する「Made in Taiwan（台湾製）」の優れた商品400点以上が現地で展示された。