蔡英文総統と頼清徳副総統は1日早朝、総統府前で行われた中華民国111年(=西暦2022年)元旦の国旗掲揚式に出席した。
会場に姿を見せた正副総統は、まず国防部三軍儀隊(=陸海空軍混成のカラーガード)の大隊長による敬礼を受けた後、会場に集まった人々に対して手を振って挨拶をした。今年は、歯科医師でもあり、中央感染症指揮センター(新型コロナウイルス対策本部)の指揮官を兼ねる衛生福利部の陳時中部長(日本の厚労相に相当)が医師、看護師、歯科医師、中医(=漢方医)、薬剤師の代表60名を率いて国歌を斉唱した。その後、「国旗歌」が演奏される中、中華民国国旗がゆっくりと掲揚された。
国旗掲揚式が終了すると正副総統は舞台に上がり、式典のために集まった人々に手を振って謝意を示し、新たな一年の到来を迎えると共に、この一年間苦労して国民と共に感染症対策に取り組んだ医療従事者たちに感謝した。
なお、この式典には中華民国医師公会全国聯合会の邱泰源理事長、中華民国牙医師公会全国聯合会の陳建志理事長、中華民国中医師公会全国聯合会の柯富揚理事長、中華民国護理師護士公会全国聯合会の高靖秋理事長、中華民国薬師公会全国聯合会の黄金舜理事長、立法院の游錫堃院長(=国会議長)、司法院の許宗力院長、監察院の陳菊院長、総統府の李大維秘書長、台北市の柯文哲市長らが来賓として招かれて出席した。