中央感染症指揮センター(新型コロナウイルス対策本部)は13日、新型コロナウイルスワクチンのデジタル接種証明書(いわゆる「ワクチンパスポート」)として、日本、米国、カナダ、豪州などで採用されているSHC(スマートヘルスカード)規格を追加すると発表した。衛生福利部(日本の厚生労働省に類似)が今年5月20日、米国の大手IT企業が参加するデジタル接種証明開発のイニシアチブ「VCI(Vaccination Credential Initiative)」に参加したため。きょう(14日)午前8時より、台湾のデジタル接種証明書発行専用サイト「数位新冠病毒健康証明」の選択肢にSHC規格が追加された。詳しい説明は以下のとおり。
一、SHC規格のデジタル証明書は、米国(一部の州)、カナダ、日本、オーストラリア(シドニー)など、わが国との交流が頻繁に行われている国々への渡航に使用することができ、市民にとっては選択肢が広がることになる。SHC規格のデジタル証明書についての詳細はVCI公式サイトを参照のこと。
二、申請の方法は従来と変わらず、3つのステップで証明書を取得することができる。ワクチン接種証明書の選択肢に、新たにSHC規格が加わる。スマートフォンで使用する場合は、Android版とiOS版のどちらも、ダウンロードしたデータをワンクリックで追加することができる(Android版はGoogle Pay、iOS版はウォレットとヘルスケア)。
三、従来のシステムで、EU(欧州連合)で使用されているEU-DCC規格とSHC規格のいずれのワクチン接種証明書もダウンロードできる。