2025/05/04

Taiwan Today

政治

離島の金門・馬祖と中国を結ぶ船便、旧正月期間限定で「小三通」再開

2023/01/09
新型コロナウイルスの影響で3年近く中断していた「小三通」が1月7日から2月6日までの期間限定で再開した。写真は7日、台湾の離島・金門と中国の福建省アモイ市を往来する船便「金廈航線」の出航セレモニーに出席した大陸委員会の邱太三主任委員(右から5人目)。(大陸委員会提供、中央社)
台湾の離島・金門と中国の福建省アモイ市を往来する船便「金廈航線」が7日に、離島・馬祖と福建省福州市琅岐を往来する船便「馬祖航線」が8日に、それぞれ運航を再開した。いわゆる「小三通」と呼ばれるもので、新型コロナウイルスの影響で3年近く中断していた。旧正月を故郷で過ごす人々のニーズに対応するため、1月7日から2月6日までの期間限定で再開が認められた。
 
大陸委員会(対中国大陸政策を担う台湾の省庁)の邱太三主任委員(=大臣に相当)は7日、金門を視察に訪れ、金門県が主催する出航セレモニーに参加した。午前10時に金門を出発した第1便には、金門県の陳福海県長(=県知事)、金門の議員、記者など計25人が乗船してアモイへ向かった。正午にアモイを出発した船には、旧正月を台湾で過ごす金門出身の住民やその中国人配偶者など計37人が乗船した。これらの旅客は金門到着後、台湾の規定に基づいて、唾液検体によるPCR検査や通関手続きを行った。
 
翌8日に馬祖で行われた「馬祖航線」の出航セレモニーには、大陸委員会の邱垂正副主任委員、連江県の王忠銘県長、航港局の劉志鴻副局長が参加した。馬祖からの第1便は同日午前10時、馬祖南竿の福澳ふ頭を出発し、中国の福建省福州市琅岐へ向かった。第1便には馬祖住民やその中国人配偶者などが乗船した。帰路は正午45分、馬祖住民やその中国人配偶者など計14人を乗せて出発し、午後2時に福澳ふ頭に到着した。
 

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