2025/07/17

Taiwan Today

政治

蔡英文総統、頼清徳副総統など政治任用者13名に勲章

2024/05/14
5月20日で任期を終える蔡英文総統は13日、頼清徳副総統など政治任用者13名に勲章を授与し、これまでの貢献に感謝した。(総統府)
5月20日で任期を終える蔡英文総統は13日、頼清徳副総統など政治任用者13名に勲章を授与し、これまでの貢献に感謝した。そのうち頼清徳副総統(元行政院長)に「中山勲章」を、行政院の陳建仁院長(首相)に「一等卿雲勳章」を、総統府の林佳龍秘書長、行政院の鄭文燦副院長、外交部の呉釗燮部長(外相)、考試院の劉建忻秘書長に「一等景星勳章」を、次期副総統の蕭美琴氏(前駐米代表)、国防部の邱国正部長(国防相)、総統府の黄重諺副秘書長、行政院の李孟諺秘書長、大陸委員会の邱太三主任委員、総統府の姚人多元副秘書長、高碩泰元駐米代表に「二等景星勳章」を授与した。
 
蔡総統は、勲章の授与について、受勲者の卓越した指導力とたゆまぬ努力が国家に進歩と繁栄をもたらしたことに感謝するためのものだと述べた。また、2016年の政権発足から8年間、皆で手を携えて努力しながら、台湾を改革に向けて一歩ずつ前進させてきたこと、どの一歩も苦しい道のりではあったが、次世代により良い国を残すためのものであったと振り返った。
 
蔡総統はその具体例として年金改革を上げ、2016年の政権発足から1か月後には委員会議を招集し、数えきれないほどの議論を繰り返して改革を遂行し、次世代のために福祉を確保することができたと述べた。また、「前瞻基礎建設計画」(将来を見据えたインフラ建設)の推進では、都市と地方の格差を解消し、地域間のバランスをとり、国家発展の基礎を固めることができたと評価。「この基礎は同時に台湾の産業の競争力向上につながり、台湾の経済を生まれ変わらせた。エネルギーの構造転換も、もはや政策白書上の文字にとどまることなく、台湾はすでにアジア最大の洋上ウィンドファームとなった。それでも積極的にグリーン・エネルギーの開発に力を入れ、次世代のためにサステナブルな未来を創ろうとしている」などと語った。
 
蔡総統はこれまでの政策とその成果を挙げた上で、政権を支えてきたチームのすべてのメンバーが、「世界の中の台湾」をともに作り上げてきたことに感謝。今後どのような立場にあろうとも、引き続き台湾のために努力していって欲しいと述べた。
 

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