2025/05/02

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政治

憲法法庭が「死刑制度は条件付きで合憲」と判決、頼総統「司法の審判を尊重」

2024/09/23
15人の大法官で構成される憲法法庭(憲法裁判所に相当)は20日、死刑制度の憲法解釈をめぐる裁判で、「死刑制度は条件付きで合憲」であるとの判決を下した。これを受けて総統府は「憲法法庭が出した判決を尊重する」とする頼清徳総統のコメントを発表した。(総統府)
15人の大法官で構成される憲法法庭(憲法裁判所に相当)は20日、死刑制度の憲法解釈をめぐる裁判で、「死刑制度は条件付きで合憲」であるとの判決を下した。これを受けて総統府の郭雅慧報道官は、「憲法法庭が出した判決を尊重する。関連の部門がこの判決の趣旨に基づき関連規定を見直し、手続き的公正や人権の価値に基づき、司法制度をより健全なものにすることを期待している」とする頼清徳総統のコメントを伝えた。
 
郭雅慧報道官は、「憲法法庭は、犯罪の程度が最も深刻で、且つその刑事手続きが憲法の最も厳密で正当な法手続きに合致したものであれば死刑制度は合憲だと判決を下し、また死刑判決には厳密なプロセスを経るよう要求した。これは台湾の司法にとって重要なマイルストーンとなるものだ」と述べた。
 
郭雅慧報道官はさらに、「総統は台湾社会に異なる意見が存在することを理解しており、すべての国民が理解、包容、尊重の態度で、引き続き対話と意思疎通を図ることを望んでいる。政府も社会のセーフティネットワークを完全なものにし、被害者の保護を強化していきたい。また、与野党が力を合わせ、社会の治安を守りつつ、人権の理念により合致した法制度を作り上げて欲しいと期待している」と説明した。
 

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