2025/05/24

Taiwan Today

政治

「Talent Taiwan」南部オフィスがオープン、外国籍専門人材への支援と呼び込みへ

2024/10/24
専門能力を持つ外国人で台湾南部で勤務する人たちを支援するため、「International Talent Taiwan Southern Office(国際人材服務及延攬中心南部弁公室)」が23日にオープンした。写真は供用開始の式典の模様。(中央社)
国家発展委員会(日本の省レベル)が23日、「International Talent Taiwan Southern Office(国際人材服務及延攬中心南部弁公室)」の供用開始を記念する式典を行った。式典は国家発展委員会の詹方冠副主任委員(=事務次官)、行政院南部聯合服務中心の許乃文執行長が執り行い、林立法委員(=国会議員)、米国の対台湾窓口機関・米国在台協会(AIT)高雄分処のNeil Gibson処長、高雄市の陳盈秀副秘書長、屏東県の王栄愷参議、澎湖県の陳晶卉参議らが立ち会った。
 
国家発展委員会の詹副主任委員は、近年台湾南部の産業が急速に発展を遂げていることに触れ、「南部半導体Sコリドー」、「高雄亜洲新湾区」などの政策の後押しもあり、南部では従来型の産業と重工業から、今では半導体やAI(人工知能)などハイテクのスマート産業へと発展の重点が移行していると指摘。その上で、国際競争力向上のため、優れたマンパワーを充実させる必要があり、外国の人材を呼び込むことは有効なソリューションの一つであるとの見方を示した。
 
一方、行政院南部聯合服務中心の許執行長は、同中心には毎日3,000人あまりが訪れると指摘。同中心合同オフィスには内政部移民署(日本の出入国在留管理庁に相当)、外交部(同外務省に相当)、経済部(同経済産業省に相当)、労働部(同厚生労働省に類似)、海峡交流基金会の台湾南部における窓口や事務所があり、外国人や中国大陸、香港、マカオの人たち、華僑学生らが大勢、様々な申請手続きにやって来る。許執行長は、このほど「International Talent Taiwan Southern Office」が行政院南部聯合服務中心に設置されたことで、外国籍の優秀な人材を雇用する台湾南部の高雄市、屏東県、澎湖県(離島)の企業を助け、関係者が船や車で移動する負担を軽減出来るほか、台湾南部で暮らす外国人たちによりよいサービスを届けられると説明した。
 
行政院南部聯合服務中心によると、「International Talent Taiwan Southern Office」は今後、台湾南部で暮らす外国人の専門人材及びその家族の7,000人あまりにワンストップ型のサービスを提供し、これらの人材が台湾南部でさらにキャリアを広げられるよう支援していくという。
 
「International Talent Taiwan Southern Office」
電話 (07)9753788
Eメールアドレス help@talent.nat.gov.tw
    

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