2025/06/13

Taiwan Today

政治

国産巡視船の引き渡し・進水式、鄭麗君行政院副院長が「後ろ楯」誓う

2024/11/07
鄭麗君副院長(右から2人目)は、新船の追加により沿岸の取り締まりがさらに強化でき、主権を守るための沿岸パトロール隊を支援すると説明し、「後ろ楯となることを約束する」と誓った。(行政院ニュースサイトより)
海洋委員会海巡署(日本の海上保安庁に相当)は6日、1,000トン級巡視船「連江艦(3隻目)」の引き渡し、同「花蓮艦(4隻目)」の命名および進水式典を台湾北部・基隆にて行った。式典に出席した行政院(内閣)の鄭麗君副院長(副首相)は、これら2隻の追加により沿岸の取り締まりがさらに強化でき、主権を守るための沿岸パトロール隊を支援すると説明し、「後ろ楯となることを約束する」と誓った。
 
式典は、鄭麗君副院長、海洋委員会の管碧玲主任委員(大臣)、台湾国際造船の黄正弘董事長(会長)が共同で執り行い、台湾国際造船の基隆工場で行われた。CG1006が「花蓮」と命名され、鄭麗君副院長は、シャンパンの瓶を船体にぶつけ(船の安全を祈願する儀式とされる)、船の進水を祝った。
 
鄭麗君副院長は、「この式典は台湾の国家造船計画が一歩前進したことの表れ。中華民国(台湾)政府は2018年から426億台湾元(約2,034億日本円)の予算を編成し、海洋委員会海巡署が推進している『海巡署の艦艇建造と将来を見据えた開発計画』をサポートしている」と語った。
 
鄭麗君副院長によれば、10年間で141隻の艦艇を新造する計画で、艦艇の総トン数は3万3,200トンに達するとみられる。この計画によって、台湾の造船産業チェーンの発展を促し、8,000人の雇用機会、および1,000億台湾元(約4,770日本円)以上の生産額を創出し、台湾造船業の国際競争力向上にもつながる。

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