式典は、鄭麗君副院長、海洋委員会の管碧玲主任委員(大臣)、台湾国際造船の黄正弘董事長(会長)が共同で執り行い、台湾国際造船の基隆工場で行われた。CG1006が「花蓮」と命名され、鄭麗君副院長は、シャンパンの瓶を船体にぶつけ(船の安全を祈願する儀式とされる)、船の進水を祝った。
鄭麗君副院長は、「この式典は台湾の国家造船計画が一歩前進したことの表れ。中華民国(台湾)政府は2018年から426億台湾元(約2,034億日本円)の予算を編成し、海洋委員会海巡署が推進している『海巡署の艦艇建造と将来を見据えた開発計画』をサポートしている」と語った。
鄭麗君副院長によれば、10年間で141隻の艦艇を新造する計画で、艦艇の総トン数は3万3,200トンに達するとみられる。この計画によって、台湾の造船産業チェーンの発展を促し、8,000人の雇用機会、および1,000億台湾元(約4,770日本円)以上の生産額を創出し、台湾造船業の国際競争力向上にもつながる。