卓院長はこの日、改築工事が完成した台鉄高雄駅を訪れ、「高雄緑之丘(高雄グリーンヒル)」と名付けられた屋上緑化広場のオープニング式典に出席した。卓院長は、「生まれ変わった高雄駅は、周辺の開発に合わせて、台鉄と高鉄の鉄道路線、高雄メトロ(MRT)、高雄ライトレール(LRT)と接続し、台湾南部の重要な交通ハブとなり、高雄市の新たなランドマークとなるだろう」との期待を示した。
卓院長によると、高雄駅の鉄道地下化プロジェクトは10年以上におよび、数多の困難に見舞われた並大抵ではない工事が行われた。各段階で多くの人々の心血と努力が注がれ、一歩ずつ問題を克服し、新しい高雄駅が生み出された。
行政院経済発展委員会は、高雄市、屏東市、台南市、嘉義市を南台湾シリコンバレープロジェクトの都市として計画している。将来的には、より多くの海外の大手企業や台湾の科学技術関連企業を誘致し、中小企業の発展をさらに促進するとみられる。行政院はまた、台湾全土の鉄道建設について包括的な検討を重ね、地元のニーズと都市の全体的な発展を考慮するための多くの議論を経て、高鉄の屏東延伸ルートを最終的に高雄ルートに決めた。建設過程での市民の生活と環境への影響を軽減するために、工事は最新技術を駆使して進められる。今後、高雄駅に高鉄が開通して、悠久で特別なビジョンを描く「海洋都市高雄」が生まれ、南台湾シリコンバレーに豊富な輸送エネルギーを注入できるよう望んでいる。
高雄ルートの走行距離は、左営ー鳳山間(地下)16.4キロメートルと鳳山ー屏東間(高架)9.5キロメートルの25.9キロメートルに渡る。