2025/04/04

Taiwan Today

政治

台湾の国民皆保険制度が30周年、より健康な台湾を目指しウォーキング

2025/03/31
衛生福利部中央健康保険署は29日、台湾北部、台北市の花博公園で、国民皆保険制度である全民健康保険の30周年を記念するウォーキングイベントを開催した。頼清徳総統(右から3人目)らも駆け付けたほか、ともに健康な台湾を目指し約1,000人が健康保険の30周年を記念するウォーキングに参加した。(総統府)
衛生福利部中央健康保険署(日本の厚生労働省保険局に類似)は29日、台湾北部、台北市の花博公園で、国民皆保険制度である全民健康保険の30周年を記念するウォーキングイベントを開催した。イベントには、頼清徳総統のほか、衛生福利部の邱泰源部長(大臣)や周志浩常務次長(事務次官に相当)に加え、これまで国民皆保険制度を推進してきた元政府高官や医療関係者などが駆け付け、これを祝った。また、早産児の親でもある、台湾プロ野球統一ライオンズの元捕手の高志綱ヘッドコーチ、高校時代に血液がんと診断され台湾で初めてCAR-T細胞療法を受けた呉嘉源さんなど、全民健康保険から恩恵を受けた人々も共に台湾の全民健康保険の素晴らしさについてその体験を語るなどした。会場には28の医療薬品関連団体や専門職の職業組合がブースでそれぞれの役割を紹介したほか、ともに健康な台湾を目指し約1,000人が健康保険の30周年を記念するウォーキングに参加した。

台湾の全民健康保険は1995年3月1日に始まり、台湾はアジアで日本、韓国に次いで3番目に国民皆保険制度を導入した国となった。

頼清徳総統は、全民健康保険はそれまでの「病気が貧困を呼び、貧困が病気を呼ぶ」という状況を打破し、台湾の社会安定の礎となり、国民の満足度は90%を超えていると表明した。 例えば、血液がんと診断された呉嘉源さんは、過去には不可能であったCAR-T細胞療法を全民健康保険のおかげで受けることができたが、これが実現したのは、各界の共同の努力の賜物であると指摘、台湾の人々が質の高い医療サービスを身近に受けられ、世界的にも高く評価されていることは明らかであると語った。

頼総統はまた、国民に支持される全民健康保険は30周年を迎えたが、高齢化と少子化に直面する中、これを変革するべく就任から1カ月で「健康台湾推進委員会」を発足させ、医療の財政安定性を強化し、持続可能な運営を行い、健康台湾のビジョン実現に向け取り組んでいると述べた。

衛生福利部の邱泰源部長は、頼総統のいう「健康台湾」という目標を実現するため、同部では積極的に健康保険改革を進め、「発見」「介入」「改善」の三大戦略を基軸に、三大ハイリスク疾患(高血圧、高血糖、高脂血症)の予防とリスクコントロールのための888予防プログラムを省庁横断的に推進し、早期発見早期介入を実現できるよう国民の健康第一の生活習慣の構築を支援し、台湾の三大ハイリスク疾患患者534万人のためケアサービスを提供していると述べた。さらに、衛生福利部は引き続き健康に向けた支出ができるよう、関連予算を配分し、人々の健康を重視し、全民健康保険の適用範囲を拡大するなど、健康台湾に向け取り組んでいくとの方針を示した。

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