2025/04/25

Taiwan Today

政治

台湾の人口密度は「世界2位」も、2025年からは減少へ

2011/11/29
台湾は人口密度が「世界2位」とされるが、2025年をピークに減少に向かうとの予想も。(中央社ニュースサイトより)
イギリスの日刊紙『The Sun』は最近、圧力団体の「Migration Watch」の調査を引用し、世界の人口密度について報道した。それによると、都市国家や地域を除いた場合、人口密度の最も高い国は1033人/平方キロのバングラデシュ。そして2番目に高いのが639人/平方キロの中華民国(台湾)だった。3位は韓国(484人/平方キロ)、4位はレバノン(406人/平方キロ)、5位はルワンダ(403人/平方キロ)。 13億の人口を擁する中国大陸は面積が広大なため、1平方キロあたりの人口は140人。人口12億人のインドも373人/平方キロに過ぎない。また、3億1000万人のアメリカも面積が広いため、わずか32人/平方キロだという。 中国大陸の特別行政区であるマカオは小島であるため、1平方キロあたりの人口は2万910人で、都市国家と小島(地域)も含めた世界1位。逆に人口密度の最も低いのは、モンゴル国と西サハラの2人/平方キロだったという。 国内総生産(GDP)で世界24位(2010年:IMFによる)の経済力を持ちながら、日本の九州とほぼ同じサイズ、面積3万6191.47平方キロに過ぎない中華民国(台湾)の人口密度の高さが際立った形だが、台湾では出生率の低下と寿命の伸びで少子高齢化が進んでいる。2011年の人口は2320万人だが、行政院経済建設委員会は、2025年の2340万人をピークに人口は減少に転じ、2050年には2090万人に減ると予測している。

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