フランス人は食事の際にお酒を飲む習慣がある。このほどある代理店が台湾ビールを初めてフランスに導入。ビール専門雑誌の記者は試飲後、台湾ビールの「金牌(ゴールドメダル)」はクラシックな味わいで、中華料理や台湾料理に合うと評価、食事とお酒の組み合わせにこだわるフランス人に歓迎されるだろうと予想した。
代理店の責任者、呂叔優さんによると、台湾ビールがフランスに進出するのは初めて。すでにパリにある台湾料理のレストラン2カ所で「ゴールドメダル」を販売している他、スーパーマーケットへの流通ルート開拓にも努めており、来年1月中旬には、台湾ビールのパイナップルビール、マンゴービールなどを相次いで発売するという。
呂さんは、パリにあるアジア料理のレストランではこれまで、中国大陸、日本、タイのビールしかなかったが、フランス在住の中華系の人たちは台湾ビールをよく知っていると話す。こうした人たちはこれまで知ってはいても買うチャンスがなかった。呂さんは、台湾ビールを正式に売り出してこれら中華系の消費者に楽しんでもらう他、、フランスの人たちにも紹介していきたいとしている。
フランスのビール専門雑誌「Biere Magazine」の記者、Gilbert Delosさんは取材に対し、「ゴールドメダル」を「クラシック」、「アジアの風味が強い」と形容、ビールとして革新的とは言えないが、フランスの市場に初めて登場したことは目新しいものを好む人たちにとってグッドニュースだと歓迎した。