2017年旧暦酉年はうるう年にあたり、6月が2回、つまりうるう月が存在する。そのためインターネット上では「6月生まれの人は1年に2つ年をとる」などという冗談もささやかれている。
2017年旧暦酉年は、1月28日に始まり、2018年の2月15日に大晦日を迎え、計384日間ある。そのため6月が2回くることとなり、1回目の旧暦6月は新暦6月24日から同7月22日、2回目のうるう月6月は、同7月23日から同8月21日となっている。
太陽暦は、地球が太陽を一周する周期を1年としており、通常年間365日、うるう年は366日だ。
これに対して、伝統的な旧暦は月の満ち欠けの周期を基準とし、1ヵ月が平均29.5606日、年間354日あるいは355日となっており、太陽暦に比べて11日間少ない。
この太陽暦とのずれ(1年で11日少ないので3年で33日、約1カ月のずれが生じる)を調整するため、古代中国の人たちはうるう月を設ける方法を考え出した。現行の旧暦では、「19年7閏」があり、つまり19年のうち7回のうるう年が存在する計算になっている。旧暦のうるう年にはうるう月が存在することから、年間383日から385日間あることになる。
旧暦の各月には通常、一つの「節気」と一つの「中気」がある。しかし時に、「節気」があるものの、「中気」が入らない月が出てくることがあり、この場合は、暦の上ではこの月を前の月のうるう月とみなされる。
2017年旧暦酉年には「閏6月」が存在する。前回うるう月があったのは2014年旧暦午年で、次回は2020年旧暦子年にうるう月が出現する。なお、旧暦では今年二十四節気の立春が二回ある。一回目は旧暦の1月7日(2月3日)に、二回目は旧暦の12月19日(2018年2月4日)にある。