2025/05/19

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文化・社会

台北ユニバの聖火が台北入り、7/5には玉山へ

2017/06/30
夏季ユニバーシアード台北大会の聖火が29日、女子テコンドーの金メダリストである陳詩欣さん(左)から台北市の柯文哲市長(中央)に手渡された。この聖火は、一般公募したランナーによって7月5日より台湾最高峰の玉山の山頂を目指すほか、7月13日より台湾の全自治体をリレーする。写真右は大会の公式キャラクター「熊讃(ブラボー)」。(中央社)
夏季ユニバーシアード台北大会の聖火が29日、女子テコンドーの金メダリスト(2004年アテネオリンピック)で現在は台北市立体育学院(台湾北部・台北市)で副教授を務める陳詩欣さんから柯文哲台北市長に手渡された。聖火は、一般公募したランナーによって7月5日より台湾最高峰の玉山(3,952m)の山頂を目指すほか、7月13日より台湾の全自治体(22県・市)をリレーする。
 
陳詩欣さんは29日、聖火を高く掲げ、小走りで台北市役所のエントランスに入り、柯文哲市長に聖火を手渡して無事に大役を果たした。柯文哲市長は受け取った聖火を、エントランス前に設けられている聖火台に安置した。この聖火は24時間消えることなく、8月19日に開催される開会式で、台北陸上競技場に持ち込まれることになる。
 
柯文哲市長は、「第1回ユニバーシアードが開催されたイタリアの都市トリノで10日前に受け取った聖火が、次回(2019年)の開催地であるナポリを経て、タイ・バンコク、韓国・大邱(テグ)を訪れ、そして今日台湾にやってきた。この聖火は7月5日から7日まで、台湾最高峰の玉山の山頂を目指すことになる」と紹介した。
 
また、聖火は7月13日以降、台湾の全自治体をリレーする。柯文哲市長は、「カメラのレンズを通して、台湾の各都市の特色を世界各地に伝えよう。台湾から世界へ、そして世界を台湾へ。世界に台湾を見せよう」と呼びかけた。
 
聖火を台北市役所に送り届けた陳詩欣さんは、「韓国・大邱から台湾まで聖火を送り届ける過程では、感動で胸がいっぱいになった。聖火はユニバーシアードの精神だ。自分はこの精神を柯文哲市長に届けた。今回のユニバーシアードの成功を祈っている」とコメントした。また、先輩アスリートとして「台湾のアスリートたちが、自国に金メダルをもたらせるよう期待している。また、アスリート精神を十分に発揮し、台湾に好成績を残してほしい」と期待を寄せた。
 

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