2025/05/29

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文化・社会

台湾の江振誠さん、世界のトップシェフ100人に選ばれる

2017/11/28
フランスの料理雑誌『ル・シェフ』がこのほど発表した2018年「ザ・ベスト・シェフ・イン・ザ・ワールド100」に、台湾を代表するフランス料理のシェフ、江振誠さんが4年連続でランクインした。写真は江振誠さんのフェイスブックのスクリーンショット。(江振誠さんフェイスブックより、中央社)
フランスの料理雑誌『ル・シェフ』がこのほど発表した2018年「ザ・ベスト・シェフ・イン・ザ・ワールド100」に、台湾を代表するフランス料理のシェフ、江振誠さんが再度ランクインした。江振誠さんは、自身のフェイスブックでもこのニュースをシェアし、喜びを分かち合った。
 
江振誠さんがシンガポールで経営していたレストラン「Restaurant ANDRE」は、『ミシュランガイド』から2つ星を獲得している。2つ星シェフとされる江振誠さんにとって、「ザ・ベスト・シェフ・イン・ザ・ワールド100」へのランクインは4年連続となる。
 
江振誠さんは今年10月、2018年2月14日をもってレストラン「Restaurant ANDRE」の経営を終了することを発表し、若い世代に自分の経験や知識を授けるべく、シンガポールから撤退して台湾へ戻ることを宣言したばかり。
 
また、今月25日に台湾北部・台北市で開催された第54回ゴールデンホース・アワード(金馬奨)授賞式のレセプションでは、江振誠さんが手掛けた料理8点が振る舞われた。
 
江振誠さんはレストラン経営について、「絵画作品のようなもの」と形容したことがある。まっさらなキャンバスに向かい合い、ゆっくりと空間を埋めていく。そうしているうちに、いつかはキャンバスがさまざまな色で埋まり、満足を得ることができる。「これ以上、手を加えたくない」と思ったところで署名をする。あと一筆入れても多すぎる。どの作品も、最も完璧なタイミングで手を止める必要があると江振誠さんは指摘する。
 
江振誠さんにとってこの10年間、シンガポールで経営したレストランは非常に満足のいく作品となった。「作品を完成させることが惜しいと思うクリエーターはいない。なぜなら、これが最後の作品ではないことを、クリエーター自身がよく分かっているからだ。また5年、10年と費やすことで、2つ目、3つ目、そしていずれは10個でも作品を作り出すことはできる」と江振誠さんは話している。
 

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