2025/08/13

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セルビアでのボクシング大会、清華大学の杜柏緯選手が優勝

2017/11/28
国立清華大学体育学科の2年生、杜柏緯選手(写真)がセルビアで行われたボクシングの国際大会に出場、セルビアとスリランカの選手を破って見事優勝し、中華民国に栄誉をもたらした。(国立清華大学提供、中央社)

国立清華大学(台湾北部・新竹市)体育学科の2年生、杜柏緯選手はこのほど、中華民国(台湾)を代表し、セルビアで行われたボクシングの国際大会、「The 60th International Elite Men Boxing Tournament “Golden Glove”」に出場。セルビアとスリランカの選手を破って見事優勝、中華民国に栄誉をもたらした。

国立清華大学のプレスリリースによれば、同大会は欧州で最も長い歴史を持つ大会の一つで今年で60回目。11月22日から26日まで、セルビアの首都、ベオグラードで開催された。杜選手は初戦、最も有力視されていた地元の選手と対戦し、3対0の判定で勝利。26日の決勝戦でもスリランカの選手を終始攻め立てて3対0の判定で降し、49キロ級での優勝を飾った。

コーチの柯文明さんによれば、欧州のボクシングスタイルは伝統的に力強く激しいもの。さらに。「The 60th International Elite Men Boxing Tournament “Golden Glove”」はプロボクシングの試合に倣って大型の体育館で行われ、数千人が観戦するため選手はエキサイティングなムードの中で試合をすることになり、そうした環境や雰囲気の影響を受けやすいという。

しかし、杜選手はプレッシャーに耐えて冷静に応戦した。柯コーチは、杜選手のコンディション調整がうまくいったことに加え、本番で実力を十分に発揮できたとして、「本当に上手に戦った」と絶賛。欧州のコーチたちが試合後に、「この台湾の若い選手はどういった経歴なのか」と問い合わせるほどだったという。

杜選手は小さい頃は陸上選手だった。中学生の時は陸上部にこそ入らなかったが、開校記念日の運動会における800mと1,500mの徒競走で一等に。これに興味を持ったボクシング部の先輩から、「そんなに運動が出来て試合でも成績が良いのだから、ボクシングをやってみないか」と誘われた。杜選手は、「ちょっとやってみよう」という軽い気持ちで始めたボクシングに熱中するようになり、練習の回数と時間を増やして打ち込んだところ、中学3年生の時に全国中等学校運動会で準優勝。これにより、杜選手はボクシングに専念すると決めた。杜選手は、今回の国際大会で優勝できたことで最も感謝するのはコーチの指導だと話している。

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