2025/07/25

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台北栄総開発の心房細動治療法、世界中の患者に恩恵

2017/12/18
台北栄総と中華民国不整脈医学会は16日、カテーテルアブレーション20周年記者会見を開催、カテーテルアブレーションを研究開発した陳適安(右から三人目)医師らが出席した。(中央社)
心房細動は老化による疾患だが、脳梗塞を引き起こす原因にもなる。台湾北部の台北栄民総医院(台北栄総)の陳適安(Shih-Ann Chen)副院長が20年前に研究・開発した「カテーテルアブレーション」は、心房細動が生じないようにする効果が期待でき、世界各国でも心房細動治療のガイドラインに組み込まれている、世界中の患者から期待される治療法だ。
 
台北栄総と中華民国不整脈医学会は16日、カテーテルアブレーション20周年記者会見を開催した。世界中で行われ、成功率も世界1位といわれているアブレーション治療について紹介した。
 
陳適安副院長は20年前、心房細動が上大静脈と肺静脈の局所放電と関わりがあることを発見、「カテーテルアブレーション」を研究・開発した。これは、心房細動が生じないようにする効果が期待でき、これまでに世界各国で治療法として運用されるようになった。また、世界各国が定める心房細動治療のガイドラインにも組み込まれ、米国不整脈学会からは「台北方法(Taipei Approach)」と称されるほどだ。
 
台北栄総の心臓内科グループは、画像、医学ソフトウエア、定位固定装置などの精密機器を駆使して、これまで3,000例以上の手術を手がけてきた。これらにはステント治療を施していたり、複雑な心室頻拍をかかえる患者も含まれる。術後合併症の発症率は2.59%と国際平均値の4.54%を大きく下回るもので、成功率は世界1位を誇る。

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