台湾のテニスプレーヤー、梁恩碩（ Liang En-shuo）選手は、テニスの全豪オープン・ジュニア（オーストラリア・メルボルン）において、女子シングルスと女子ダブルスで優勝した。国際テニス連盟（IFT）が30日に発表したジュニア女子の世界ランキングで、前回の5位から2位にランクアップした梁恩碩選手は、「今年の最大の目標は、ユースオリンピックの代表選手に選ばれること」との意気込みを語った。
IFTの規定によると、ユースオリンピックの出場選手は一か国・地域につき、最多で男女各2名ずつとなっている。IFT が7月16日に発表する男子・女子シングルスのジュニアランキングで上位12位までに選ばれれば、ユースオリンピック出場のチャンスが優先的に与えられるという。
2018年ユースオリンピックは、10月6日から18日まで、アルゼンチンの首都、ブエノスアイレスで開催される。
27日に行われたテニスの全豪オープン・ジュニアの女子ダブルス決勝戦で、台湾の梁恩碩選手（17歳）と中国大陸の王欣瑜選手は、スイスのLulu SUN選手とパプアニューギニアのViolet Apisah選手と対戦、7-6（4）、4-6、1-0（5）で梁恩碩選手と王欣瑜選手が優勝した。
また27日午前に行われた全豪オープン・ジュニアの女子シングルス決勝で、梁恩碩選手はフランスのClara Bure選手を6-3、6-4で破り優勝した。梁恩碩選手は台湾プレーヤーとして、全豪オープン・ジュニアの女子シングルスで初めての優勝をもたらした上に、女子ダブルスでも優勝とダブル優勝を果たし、台湾テニス界に新たな記録を刻んだ。