文化部(日本の文科省に類似)は22日、文化と科学技術の融合計画の成果第一弾となるデジタル資産管理プラットフォーム「台湾数位模型庫(TAIWAN DIGITAL ASSET LIBRARY、略称TDAL)」を公開した。
文化部は2017年、科技部(日本の文科省に類似)と共同で「跨虚実人文計算平台(Virtual Reality Cultural Configuration Platform)」計画を推進。台湾各地に現存する26の代表的な建築物(西螺大橋、剥皮寮老街、淡水紅毛城、円山大飯店、台北101、台湾文学館など)と、かつて存在していた菊元百貨、中華商場の2つの建築物、それに44の動物の模型のデジタルデータを完成させた。またこれに、文化部文化資産局が制作した25の歴史建築物の3D点群データを集め、「台湾数位模型庫(TDAL)」を完成させた。このサイトでは、上記建築物の模型の3Dデータや3D点群データを分類管理し、模型の紹介を行っているほか、SNSでのシェア、タグ検索、ダウンロードなどができるようになっている。サイトは22日より一般公開されている。
非営利目的の利用や創作への応用を奨励するため、このサイトに掲載されているデジタルデータや点群データは知的財産権を侵害しない範囲内で、段階を追って順次公開して権利授与する。権利授与の方法は国際社会で使用されているクリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCライセンス)の「表示-非営利-継承(CC BY- NC-SA3.0)方式」とする(特許権及び商標権を含まない)。営利目的の利用については、文化内容策進院の発足後に解禁する予定。