2025/08/02

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文化・社会

アジア大会陸上男子200M、楊俊瀚が台湾新記録で銀

2018/08/30
アジア大会陸上男子200m決勝に出場した台湾の楊俊瀚選手(右)は20秒23の台湾新記録で銀メダル。アジア大会の同種目で台湾初のメダルとなった。台湾は29日、銀3・銅1を獲得。左は柔道男子60㎏級で銅メダリストとなった楊勇緯選手。アジア大会柔道競技では前回のインチョン大会ではメダルが無かったため、2大会ぶりのメダルに。(中央社)
インドネシアのジャカルタで開かれている第18回アジア競技大会で、中華民国(台湾)の選手が連日好成績を収めている。29日に行われた陸上男子200m決勝で、台湾の楊俊瀚選手は20秒23の台湾新記録で銀メダルを獲得した。アジア大会の同種目で台湾の選手がメダルを手にするのは初めて。中華民国(台湾)は29日に銀メダル3個、銅メダル1個を獲得。29日夜までに獲得したメダルはトータルで金メダル13個、銀メダル17個、銅メダル21個で、今回参加している45の国・地域のうち6位となっている。
 
千分の1秒単位の差が天国と地獄を分ける。陸上男子200m決勝に出場した楊俊瀚選手の手から、アジア大会の同種目における台湾初の金メダルはするりとこぼれ落ちた。日本の小池祐貴選手が喜びを爆発させる中、楊選手はフィールドの脇で男泣き。気持ちを落ち着かせた楊選手はレースの結果について、「差が小さければ小さいほど悔しい」と残念そうに話した。楊選手はまた、十分の数秒あるいは百分の数秒といった差で敗れるのであれば、「自分たちの努力が足りないこと。全ての条件が整っていなかったことが原因だが、今日の差は千分の数秒だった。これは神様が自分に与えた結果だろう」と強調した。
 
自転車のトラック女子オムニアムでは、黄亭茵選手が4種目合計126ポイントで銀メダルを獲得。黄選手はスクラッチレースで2位、テンポレースで2位、エリミネーションでも2位、ポイントレースでは7位と全ての種目で安定した成績をマーク、総合成績で銀メダルを手にした。
 
そして柔道男子60㎏級では楊勇緯選手が3位となり、台湾にとってアジア大会の柔道競技では2010年の広州大会以来のメダルを獲得。昨年、台湾北部の台北市などで行われた夏季ユニバーシアードに代表選手として出場した楊選手は、今年6月の東アジア柔道選手権大会で優勝したことでアジア大会への出場権を手にした。29日に行われた男子60㎏級3位決定戦ではゴールデンスコア方式の延長戦の末、相手が「指導」を受けたことで勝つという接戦だった。楊選手は試合後、涙をこらえながら、「柔道でのメダル獲得は容易でない。だからこそメダルを獲ってみせたかった」と話した。
 
 

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