2025/08/02

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李智凱選手が体操種目別W杯のあん馬で金、東京五輪に前進

2018/11/26
男子体操の李智凱選手(中央)が、種目別ワールドカップ(W杯)シリーズ、コトブス大会のあん馬種目で優勝。李選手は2020年の東京オリンピック出場権獲得に一歩前進した。(林育信コーチ提供、中央社)
男子体操で「あん馬のプリンス」と呼ばれる台湾の李智凱選手が、種目別ワールドカップ(W杯)シリーズ、コトブス大会のあん馬種目で見事金メダルに輝いた。この優勝により李選手は30ポイントを獲得し、2020年に日本で開催される東京オリンピック出場権獲得に一歩前進した。
 
国際体操連盟(FIG)主催の種目別ワールドカップシリーズ第1戦は24日(ドイツ時間)、ドイツのコトブス(Cottbus)で決勝が行われた。李智凱選手は終始安定した演技で難度の高い技も難なくこなし、フィニッシュすると観客から大きな拍手が起きた。得点は15.508点で中国大陸の翁浩選手とイランのSaeedreza Keikha選手を抑えて金メダルを獲得、東京オリンピック出場権獲得に向けて幸先の良いスタートを切った。
 
今大会は東京オリンピック出場権にかかわるW杯シリーズの第1戦で、各国の優れた選手が出場していることから、李智凱選手はDスコア(Difficulty score)6.5という難しい演技に正式な大会で初めて挑戦した。
 
林育信コーチによれば、東京オリンピック出場権にかかわるW杯シリーズは8戦行われる。最初の大会で優勝した李選手は30ポイントを獲得したことになり、さらに2回優勝できれば出場資格を手に出来るという。林コーチは、台湾の体操は東京オリンピックで大活躍できる可能性を秘めており、特に李智凱選手はあん馬で金メダルが狙えると話している。林コーチはまた、男子団体でも来年は世界ランキング上位12位入りを果たし、東京オリンピック出場資格につなげたいと強調した。
 
 

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