2025/07/01

Taiwan Today

文化・社会

2019年「台北国際ブックフェア」、テーマ国はドイツ

2018/12/20
文化部(日本の文部科学省に類似)が主催する「台北国際ブックフェア」が、2019年2月12日から17日まで台北世界貿易センター(台湾北部・台北市信義区)第1展示ホール及び第3展示ホールで行われる。今年は20年ぶりにドイツがテーマ国となる。写真は左から台北書展基金会の王秀銀執行長、ドイツ在台湾協会のSven Meier氏、台北歌徳学院のJens Rösler院長、文化部人文及出版司の陳瑩芳司長、台北書展基金会の趙政珉董事長。(中央社)
文化部(日本の文部科学省に類似)が主催する「台北国際ブックフェア」が、2019年2月12日から17日まで台北世界貿易センター(台湾北部・台北市信義区)第1展示ホール及び第3展示ホールで行われる。今年のテーマは「読書正好(Time for Reading)」。ブックフェアがきっかけとなり、読書が日常生活の一部になるよう願いが込められている。
 
「台北国際ブックフェア」は1998年に初めて、その年のテーマ国を設定した。1998年のテーマ国はドイツ。それから20年ぶりに、再びドイツがテーマ国となる。ドイツ外務省の支持を受け、台北歌徳学院(ゲーテ・インスティトゥート。ドイツ政府が設立した国際文化交流機関で、多くの海外拠点を持つ。台湾では、台湾北部・台北市に設置されている)及び世界最大のブックフェア「フランクフルト・ブックフェア」の開催を請け負うFrankfurter Buchmesse GmbHが合同で企画。「ドイツ・ストーリー(GermanStories)」をコンセプトとしたパビリオンを設置する。
 
「テーマ国パビリオン」は、テーマ国のみが展示に使える通路がある。これは「ストーリー・ライン」を象徴するもので、ドイツはこの通路に古い英文タイプライター3~5台を設置し、訪れた人々が文字を打ったりスタンプを押したりできるようにする。2019年はまた、ドイツでバウハウス(1919年創立。工芸・写真・デザインなどを含む美術と建築に関する総合的な教育を行った学校)が誕生して100周年を迎える。このため「テーマ国パビリオン」では特別に「バウハウス劇場」を設置。展示や体験イベント、舞踊の動画上映などを通して、人々にバウハウスへの理解を深めてもらう。
 
また、ドイツからは今回、人気作家13名が台湾に招かれる。例えば、台湾の読者にもよく知られる『犯罪』の作家フェルディナント・フォン・シーラッハ(Ferdinand von Schirach)氏、サイコ・サスペンス小説『アイ・コレクター』の作家セバスチャン・フィツェック(Sebastian Fitzek)氏のほか、世界各国の子どもや大人に広く愛される絵本を手掛けるアクセル・シェフラー(Axel Scheffler)氏が初めて台湾を訪れる。このほか、バウハウス・デッサウ校の校長であるRegina Bittner博士が基調講演を行う。詳細は「台北国際ブックフェア」公式サイトを参照のこと。
 

ランキング

新着