2025/04/19

Taiwan Today

文化・社会

総統府と台北賓館、元日に一般開放

2018/12/28
2019年元日、総統府と台北賓館は午前9時から午後4時まで一般開放される。写真は外交部が管理する台北賓館の外観。(外交部)
総統府は2019年1月1日(火)午前9時から午後4時まで、総統府の一部を一般開放する。開放するエリアは総統府1階から3階に当たる部分で、入口の大広間、「大礼堂(400名収容可能な大ホール)」、常設展エリア及び特別展エリア、「交誼庁」、記念品売場、庭園「南北苑」など。
 
常設展では、「府」と名付けられた展示が行われている。総統府の「構造」、「日常」、「時代」、「音声」、「想像」、「味覚」、それに「我在(私がいる)」の7つのテーマエリアに分かれている。特別展エリアでは現在、地球観測衛星「フォルモサット」シリーズに関する特別展示「福衛系列展」、日本の外交官であり日本台湾交流協会台北事務所(台湾における日本大使館に相当)での駐在経験もある垂秀夫氏の写真展「海島之国-垂秀夫撮影創作展」、台湾の10の離島(亀山島、東莒島、北竿島、烈嶼、吉貝島、漁翁島、七美、緑島、蘭嶼、小琉球)をテーマにした特別展示「海湾旅遊 十島特展」などが開催されている。
 
また、総統府1階の回廊には、阿里山茶、ピーナッツバター、ハチミツ、ドラゴンフルーツ、グアバ、ドライリュウガンなど、優良農産品を販売するブースが並ぶ。
 
なお、総統府前広場ではこの日、国旗掲揚式典と関連のイベントが行われる。会場は午前4時30分から入場可能となる。国歌斉唱と国旗掲揚は午前6時30分より行われる予定。
 
このほか、総統府の一般開放に合わせ、凱達格蘭大道(ケタガラン大通り)に面した台北賓館(=迎賓館)も、元日午前9時から午後4時(最終入場は午後3時30分)まで一般開放する。内部では動画『百年建築風華』を上映するほか、「百年回眸-台北賓館的故事」と題する展示を行い、台北賓館の100年の歴史を振り返る。
 
台北賓館は日本占領時代の1901年、台湾総督の公邸として完成した。第二次世界大戦後に中華民国政府が接収し、一時は台湾省主席公邸として使われていたこともある。1950年に台北賓館と改称。以降、国賓をもてなす迎賓館として使われている。
 

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