中央気象局(日本の中央気象庁に相当)は21日、台北市(台湾北部)の気温が午後0時52分に摂氏32.5度を記録したと発表した。24節気の春分の気温としては、1896年に記録を取り始めて以来、123年で過去最高となった。
21日は春分。1年のうち、太陽が赤道の真上に来る日で、昼の長さと夜の長さがほぼ等しくなると言われる。台湾ではこの日、南西の風が吹き込み、各地で気温が上がり、29~32度の高温を記録した。
しかし、22日は北東からの季節風が吹き、23日と24日の明け方は台湾北部の沿岸部の開けた地域で気温が13度まで下がる予想。中央気象局は、湿度を伴った寒さを感じる可能性があるとして、急な気温の変化に注意するよう呼び掛けている。