2025/06/11

Taiwan Today

文化・社会

米コミコンに台湾館を初出展、台湾漫画家9名を紹介

2019/07/17
2019コミコン・インターナショナル:サンディエゴの台湾パビリオンでは、「台湾スーパーヒーローリーグ」をテーマに、少年冒険家やアクションヒーローが登場する9作品を紹介する。(文化部提供、中央社)
世界最大規模の漫画を始めとするポップカルチャーの祭典、「2019コミコン・インターナショナル:サンディエゴ(Comic-Con International: San Diego, CCI)」が18日(米国時間)、米国のサンディエゴ・コンベンションセンターにて開幕を迎える。文化部(日本の文部科学省に類似)は、今年初めて同コミコンに、台湾専門のパビリオンを設置したことを発表した。
 
台湾パビリオンでは、「東方的力量:台湾英雄聯盟(台湾スーパーヒーローリーグ)」をメインテーマに、少年冒険家やアクションヒーローが登場する作品を厳選して紹介する。これらの作品を手掛けているのは、若手から中堅の現役漫画家9名。台湾のヒーローたちのパワーやエネルギーは、スーパーヒーローの象徴、正義、強さ、夢の価値を表している。様々な英雄キャラクターがあふれる会場内において、台湾のヒーローたちが紹介される。台湾パビリオンは、同コミコンで初めてのナショナルパビリオンとなる。
 
文化大学助教授で自らも漫画家という肩書を持つ台湾漫画学会の魏良成理事長が、台湾パビリオンのキュレーターを務めた。展示作品に選ばれた9名の漫画家及び作品は、周顯宗「摺紙戦士」、葉羽桐「猫劍客」、惟丞x好面「機甲英雄FIGHT」、葉明軒「大仙術士李白」、曾建華「我是誰」、黄熙文「上海大少爺」、成風(魏良成)「特攻飛俠」、BARZ(李冠儒)「鎮邪甲冑-劍獅」、彭傑「時間支配者」。
 
台湾パビリオンではこのほか、成風さん、曾建華さん、BARZさんの3名によるサイン会を開催し、来場者との交流の場を設ける。成風さんは中国武術カンフーの俠客(強きを挫き、弱きを助けるヒーローの代名詞)、曽建華さんは中国の伝奇小説・西遊記の主人公「孫悟空」、BARZさんは台湾で魔除けとして伝えられている「剣獅」をテーマにした作品を紹介する。それぞれヒューマニズムあふれるヒーローが描かれ、作品スタイルは創造的で、視覚的にも非常に優れた作品だ。
 
コミコン・インターナショナル:サンディエゴは1970年に創設され、現在では世界最大の漫画関連イベントになっている。フランスで開催されるアングレーム国際漫画祭と並ぶ世界二大漫画祭だ。

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