2025/07/22

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文化・社会

東京オリンピックに備え、体育署が日本で競技会場などを視察

2019/11/01
来年の東京オリンピックに向けて教育部体育署が東京の各競技会場を視察。各会場の現況を確認すると共に、会場までのアクセスやスタッフの宿泊施設などについて情報を収集したという。写真は野球競技の会場となる横浜スタジアム。(教育部体育署サイトより)
教育部(日本の文科省に類似)体育署の高俊雄署長が10月31日、来年の東京オリンピックに向けて、同署は10月4日から10日まで訪問団を組織して東京の各競技会場を視察していたことを明らかにした。各会場の現況を確認すると共に、会場までの交通アクセスや随行スタッフの宿泊施設などについての情報を収集したという。
 
視察団は7日間でアーチェリー、野球、ゴルフ、ボート、カヌー、卓球、体操、柔道、空手、テニスの10競技について実地で確認。練習場が使用できる時間と申請方法、選手団が会場へ向かう際のルートと所要時間、会場での食事、各競技で使用される器材や設備のメーカー、スタッフの入場パス申請手続きなどの情報を得た。また、一部の会場には実際に入って視察。アーチェリーの決勝が行われる会場では的の後ろに設置するセーフティウォールや床の色、射程や的に関する距離を把握したという。体育署の高署長はこれを踏まえ、代表選手らが練習を行う国家運動訓練中心(ナショナル・スポーツ・トレーニングセンター)でもオリンピックのアーチェリー会場を模した環境を整備するとしている。
 
高俊雄署長によると、昨年インドネシアのジャカルタとパレンバンで行われた2018年アジア競技大会では会場に隣接したマンション型ホテルの「蘇丹公寓(The Sultan Residences Jakarta)」を借り受けており、東京オリンピックでも東京の「媽祖廟民宿」を借りて宿泊先にする計画。この民宿は今年11月末に完成する予定で、大会開催期間中、スタッフに5部屋提供できる。また、建物全体を借りることで50人近くを宿泊させる予定だという。
 
一方、ゴルフ競技の会場は選手村から車で約80分と遠いため、体育署競技運動組(部)の洪志昌組長(部長)は、会場から20分の距離にあるホテルに選手とスタッフのためシングルルームを8部屋予約したと話している。
 
 

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