2025/07/05

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文化・社会

ユーザーフレンドリー目指す国立故宮博物院、「理解しやすいパンフレット」

2019/12/27
国立故宮博物院は26日、心身障害者や児童、高齢者など、誰にでも理解しやすいパンフレット『故宮易読版導覧手冊』を発表した。ユネスコが掲げる「information for all(=みんなのための情報)」のコンセプトを導入したもの。(故宮提供、中央社)
国立故宮博物院は26日、心身障害者や児童、高齢者など、誰にでも理解しやすいパンフレット『故宮易読版導覧手冊』を発表した。ユネスコが掲げる「information for all(=みんなのための情報)」のコンセプトを導入したもので、公式サイトから自由にダウンロードできるようになっている。
 
国立故宮博物院では同時に、台湾版「information for all」の識別も開発した。今後は台湾各地の博物館や文芸空間などに無料で提供し、こうした場所が「誰にでも理解しやすい」パンフレットを製作するのに役立ててもらう。
 
国立故宮博物院は、作業療法士、ソーシャルワーカーや保育士、ロゴデザイナー、心身障害分野の学者・専門家などが参加する専門チームに『故宮易読版導覧手冊』の製作を委託した。そして、心身障害を持つ若い者が実際に利用した感想などを提供し、利用者のニーズに最も合致したパンフレットを共同で製作した。
 
『故宮易読版導覧手冊』はシンプルなレイアウトで、色使いも明確。字体は比較的大きく、内容の説明も口語体に近く、児童や高齢者が利用するのにもちょうどいい。また、中には利用者の興味を引くような簡単なミニゲームも含まれており、親子連れで故宮を参観し、ミニゲームを通して親子の交流を深めるのにも適している。
 
 

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