2025/07/01

Taiwan Today

文化・社会

台南市玉井、公園に各品種のマンゴーの苗木植える

2021/02/20
台南市玉井区はマンゴーの栽培が盛んなことから、「マンゴーの故郷」と呼ばれている。空き地の緑化を推進する玉井区公所(=役場)は、小さな公園にマンゴー15品種の苗木を植えた。苗木のそばには品種名を書いた掲示板も置いており、公園を散歩しながらマンゴーに関する知識を増やせるようになっている。(自由時報)
台南市玉井区はマンゴーの栽培が盛んなことから、「マンゴーの故郷」と呼ばれている。空き地の緑化を推進する玉井区公所(=役場)は、小さな公園に愛文(アップルマンゴーまたはアーウィンマンゴー)、黄煌(キンコウ)、凱特(キーツ)、烏香、夏雪、西施などマンゴー15品種の苗木を植えた。苗木のそばには品種名を書いた掲示板も置いており、公園を散歩しながらマンゴーに関する知識を増やせるようになっている。
 
この公園は、玉井区の図書館そばにある約350坪の土地を利用して作ったもの。第一期工事が完了したところで、今後も緑化・美化を進め、美しい花を咲かせる植物などを増やして生態系をより豊富で多様にすることを目指している。
 
玉井区の陳新澈区長によると、この土地はもともと定期的に除草を行っていたものの、長く空き地として放置されていた。今回、予算を取り付けて緑化・美化を推進。「無菸公園(=禁煙公園)」として生まれ変わり、地元住民にとって新たな憩いの場となった。
 
陳区長は、玉井区の有名な農産物であるマンゴーのことをより知ってもらうため、各品種のマンゴーの苗木をかき集め、少しずつ栽培してきた。また、品種名を書いた掲示板を立て、その生態の特性を紹介している。将来的には写真も添え、文字と写真の両方で理解をより深めてもらいたいと考えている。
 
陳区長によると、現在栽培しているのは台湾で比較的良く出回っている品種で、高い人気を誇る愛文、玉文、慢文、蘋果文のほか、黄煌(キンコウ)、烏香、夏雪、貴妃、西施、海頓、杉林、凱特(キーツ)、紅特特、台農1号、それに台湾で最も古くから栽培されている「土マンゴー」を加えた合計15品種となっている。
 
現在は各品種1株を試験的に植えており、生長の状況や、スペース・環境等の条件を見た上で、さらに拡大するかどうかを決めるという。
 

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